マーベルオートサービス株式会社

フォークリフトカメラで物損事故を防ぐ!見えない“ツメ先”が招くリスクと対策

フォークリフト現場で発生する事故の中でも、棚や荷物を傷つける「物損事故」は頻度が高く、管理者にとって頭の痛い課題です。特に高所での荷役作業など爪先が見えない状態での作業は、破損や落下につながりやすく、現場の安全性とコストに直結します。

近年は、こうした課題を解決するために「ワイヤレスカメラ」が注目されています。本記事では、物損事故の典型例やベテラン作業者の工夫、そして爪先を映すカメラによる解決策についてご紹介します。

フォークリフト物損の典型例4つ|現場で起きやすい原因とは

爪先の位置が確認できないまま操作すると、次のような事故が起こりやすくなります。

●荷物を突いてしまう
段ボールや包装材が破損し、返品や廃棄コストが発生します。

●棚やラックの柱を傷つける
棚がゆがみ、修繕費用だけでなく安全性にも影響します。

●高所作業での見落とし
荷物の下部や背面を突き破り、落下事故につながります。

こうした事故は一度の作業で数十万円規模の損失につながることもあり、現場管理者にとって深刻な問題です。

高所作業イラスト

ベテラン作業員の工夫とその限界

熟練の作業者は、爪先が見えない状況を経験と工夫でカバーしてきました。

  • 荷物の角や影を目安に角度を推測する わずかな隙間や影の位置からツメ先の高さや角度を読み取る。
  • ラックや棚のラインを基準に合わせる 遠目に水平を判断し、勘で差し込み角度を修正する。
  • 「音」や「手応え」で判断する パレットに触れた瞬間の感触やわずかな音を頼りに操作を調整する。


これらは長年の経験に裏打ちされたスキルですが、常に同じ精度を再現できるわけではありません。疲労や急ぎの作業で注意が散漫になると、小さなズレが物損事故に直結します。また新人や派遣スタッフにとっては習得が難しく、属人的な対応に頼り続けるリスクが残ります。

解決策|フォークリフト爪先カメラで“見える化”する

だからこそ、経験や勘に依存せず、誰でも同じ精度で作業できる“仕組み”が求められています。
その具体的な解決策のひとつが「ツメ先カメラ」です。
フォークリフトの爪先にカメラを取り付け、運転席のモニターで映像を確認することで、次のようなメリットが得られます。

  • パレットの間口にツメ先を適切に差し込むことができるかリアルタイムに確認できる
  • 高所作業や死角が多い環境でも“ぶつけない”作業が可能になる
  • 合図者を配置しなくても精度を確保でき、省人化にもつながる

「見えなかったものが見える」ことで、物損事故防止・作業効率化・新人教育の質向上を同時に実現できるのが大きな利点です。

当社製品紹介:ワイヤレス ツメ先カメラ

マーベルオートサービスでは、後付けで導入できるワイヤレスのツメ先カメラセンターカメラを提供しています。

特徴
・バッテリー駆動のワイヤレス方式で、特別な電源工事は不要
・運転席のモニターからツメ先映像をすぐに確認可能
・暗所作業用の補助LED付き
・新人でも安心して作業でき、現場の事故削減と効率化を後押し

さらに、当社の「ツメ水平ポジションレーザー」と併用することで効果は一層高まります。
「ツメの水平角度」をレーザーで、「ツメ先の見えづらさ」をカメラで補うことで、“ぶつけない・揺らさない・やり直さない”作業を現場全体で実現できます。

まとめ:フォークリフトカメラで現場を守る

フォークリフトの物損事故は、「ツメ先が見えないこと」から生じるケースが多く、ベテランの工夫にも限界があります。安全管理者として現場の事故を減らすためには、見える化による仕組みづくりが欠かせません。
ツメ先カメラはその一つの有効な選択肢であり、さらにツメ水平レーザーとの併用によって、安全性と効率性を大きく向上させることが可能です。

また、当社では爪先カメラ以外にもバックカメラ、バッテリー一体型カメラ、録画機能付きモニターなど、お客様ごとの課題やフォークリフトの仕様に合わせたご提案が可能です。
現場の事故削減とコストダウンを同時に実現したい方は、ぜひ導入をご検討ください。

フォークリフト ワイヤレスカメラ モニター
フォークリフト ワイヤレスカメラ モニター
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